2.ウィーンでの練習会
 2年 チューバ 増田宏平


 21日、ウィーンに入国してから初めての練習が行われました。練習会場へ行く前にシェーンブルン宮殿研修があり、ハプスブルグ家がヨーロッパ中へ与えた多大な影響などを学びました。その後は、時差による疲れも溜まっていたところでしたが、皆、緊張感を持って練習に臨んでいました。また、航空会社のトラブルで楽器が届いていない人が出るというアクシデントが起きましたが、みんなで協力をしてなんとか練習を進めることができました。今、自分は音楽の本場の国で楽器を吹いているという実感が沸いてきて、胸が高鳴っていました。先生方の指導にも一層熱が入っていました。前々日に全員が集まったとは思えないくらい一体となっていくのが音から感じられました。その翌日の22日。本番であるその日に会場となるウィーン楽友協会ホールにてリハーサルが行われました。足を踏み入れた時の感動は今でも鮮明に覚えています。美しい金の彫刻があたり一面に散りばめられていて、ホール全体が光っているかのようでした。そして、何より素晴らしかったのは音響。自分たちの音が残響としてホール中に広がった時は感動で鳥肌が立ちました。目の前に置いてある譜面台も世界の名高い演奏家たちが使っていたものと思うと触ることさえ緊張が走りました。ホールを貸し切るのは少しの時間でも難しいと聞きました。午前午後と十分なリハーサルをさせていただいて本当に恵まれていたと思います。本番に向け充実した練習となりました。

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