県勢3団体、銀賞
第40回全日本アンサンブルコンテスト(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が18日、兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホールで開かれ、県内からは東北代表として3団体が出場。中学校の部の山形三中(フルート三重奏)、高校の部の山形中央高(クラリネット四重奏)、大学の部の山形大吹奏楽団(クラリネット四重奏)がいずれも銀賞を受けた。

小学からの夢舞台
山形三中フルート三重奏のメンバーは、3人とも山形市立第二小学校の出身だ。小学校の頃から、一緒にフルートを吹いてきた。2015年には、3人で東北大会に出場し、小学校の部で銀賞を受けた。「金賞を目指してたけど、取れなくて。中学校に行ったら絶対全国目指そうって話してた」高橋香凜さん(2年)。その夢の舞台に立った。
この日は2時間半ほどの練習で最後の確認をした。本番前、不思議と緊張はしなかった。「わくわくの方が大きかった」と高橋さん。迎えた本番。いつも通り、3人とも同じように立ったまま右足を少し下げて演奏を始めた。小学校の頃から変わらない演奏スタイルだ。ゆったりと流れるように聴かせるパート、小刻みに複雑なテンポを重ねるパートなど、メリハリをつけて堂々と3人の音色を響かせた。
本番後、「気持ちよかったね」「めっちゃ響いたね」と口々に言い合い、リラックスした笑顔がはじけた。鈴木礼菜さん(1年)は、「すごくいい演奏ができた」。森村奈央さん(1年)は「全国で最高の演奏ができた。悔いはないです」と話し、3人とも「思い出の5分間になりました」と声をそろえた。


4人の集大成に笑顔
山形中央高は、白いジャケットと赤いネクタイ姿でステージに登場。曲に合わせてひざを曲げたり、楽器を上下に揺らしたり、4人で動きも息も合わせ、小気味よい演奏を披露した。曲の前半から中盤にかけては半円状になって演奏し、終盤には全員が正面を向いて、会場いっぱいにハーモニーを響かせた。
この日は午前4時に起床。1時間ほど最後の調整を重ね、本番に臨んだ。舞台袖では、「いつも通りやろうね」と背中をなで合って緊張をほぐした。
演奏後、仁藤凜華さん(2年)は「多少のミスはあったけど、ここまでこの4人でやってきた集大成が出せた。満足です」とほっとした表情。銀賞の結果には「単純にうれしい」と笑顔をみせた。三浦愛梨さん(1年)は「結果というより、4人で最高の演奏ができてよかったです」とはにかんだ。

充実の表情
山形大吹奏楽団の4人も、演奏後に充実した表情を見せた。バスクラリネットの松江雅世さん(大学院1年)は「みんなでやろうと決めた曲の表現や歌い方ができてよかった。音楽を楽しんでいるのが、お客さんにも伝わったかな」とほほえんだ。












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